第3章 経絡と経穴

経絡の概念 

経絡とは経脈と絡脈の総称です。

「経脈」は身体を上下に流れる幹線であり、「絡脈」は経脈の分枝で全身に網の目のように縦横に分布しています。

経絡は氣血(きけつ)の通り道で臓腑と四肢・関節とを連絡し、身体の上下・内外を貫いて体内のすべての機能を調整しています。

人体のすべての組織器官は有機的なつながりを持ち、全体としての統一性を保っています。

経絡の作用

経絡には3つの作用があります。

  • 生理的作用

    氣血の運行、陰陽の調和、外邪からの防御する

すべての組織器官は経絡の氣血の運行が正常に行われることにより実現されていて、相対的なバランスや協調関係を保っています。

外邪の多くは皮膚から進入しますが、経絡はこれに対抗し、身体を保護する作用があり、最も重要になるのは“衛氣”です。

  • 病理面の作用

    病邪の伝送、病状を反映する通路
    外邪が体内に侵入すると経絡を通じて臓腑へと伝えられます。臓腑は経絡によって連絡しているのである臓器に病があると経絡を通じて他の臓器へ移ることがあるとして、病邪の伝送と病状の発展には経絡の流れが密接に関わっています。

  • 治療面

    施術の刺激を伝導し、臓腑の調整をする
    手を用いて経絡に刺激を伝導し臓腑の調整する作用は「氣が至る」ことが効果を得る鍵です。

「氣が至る」とは、だるさ、張った感じ、重い感じ、しびれ感などの感覚が生じることで、経絡に沿って伝導する現象のことです。
氣が至ることによって氣血の調整、扶正去邪の作用がおこり、陰陽のバランスが回復して体調不良を快方へ向かわせるのです。

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